1. ホーム
  2. 経済
  3. 妖精モチーフのカレー 横浜・泉区の商店街で限定提供

妖精モチーフのカレー 横浜・泉区の商店街で限定提供

経済 神奈川新聞  2019年07月28日 13:20

「泉区にこれありという名物料理になれば」と話す安田さん=横浜市泉区
「泉区にこれありという名物料理になれば」と話す安田さん=横浜市泉区

 「国民食」のカレーを介して、苦境にあえぐ商店街の活性化を図る試みが、横浜市泉区で始まった。区内の7飲食店がオリジナルメニューをそれぞれ考案し、8月末までの期間限定で一斉に提供を開始。いずれも区のキャラクターをかたどった盛り付けが特徴で、名物料理として定着を狙う。

 区内には八つの商店会があり、2019年6月時点で計約210店が加盟。3年前から20店以上減っており、後継者不足や大型量販店の出店による客離れなどが背景にあるとみられる。

 区は昨春から商店会側と振興策を協議。区内に年間を通じてグルメイベントがない点に着目した区は、老若男女が親しみやすいカレー作りを提案した。

 会員制交流サイト(SNS)での発信を期待し、提供するカレーは妖精をイメージした区のキャラクター「いっずん」をモチーフにすることを決めた。うねりのある髪形が特徴で、区は髪形を模した調理用の型枠を特注するなど商店会と一緒に試行を重ねた。

 第1弾の販売は、和洋中の多彩な店舗が参加して7月からスタート。ポークカレーやチキンカレーといった各店自慢の逸品が出そろった。ご飯を顔の土台にし、ルーで髪形を、枝豆やトマトで目を表すなど工夫を凝らした店もあった。

 参加店のトンカツ屋「桐の家」(和泉中央南)は1日10食限定でポークカレーを提供し、トンカツも別皿で添える。タマネギやニンジン、ルーに溶け込むパインやマンゴーが甘みを引き立てている。そば屋「寿庵」(上飯田町)は従来提供していたカレーをベースに再現。麺つゆとだしにカレー粉を加え、とろみを付けたチキンカレーは「和の味わい」が楽しめる。

 「区の名物料理になってくれれば」と話すのは、桐の家の店主の安田重留さん(67)。「食事だけでなく、店側と客とが会話を楽しめ交流を深められるのが個店の魅力。暑くなるこれからの時期に味わってほしい」と呼び掛けている。

 料金は780~1400円。問い合わせは、区地域振興課電話045(800)2391。その他の参加店は次の通り。

 ▽そば屋「栃木屋」(中田東)▽バー「リズム1」(中田東)▽洋食屋「き~たんち」(和泉中央南)▽中華料理店「旬香菜館」(中田北)▽カレー屋「チャイ立場店」(同)


シェアする