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高校野球神奈川大会
好守重ね、東海制す 破壊力見せなくても

高校野球 神奈川新聞  2019年07月26日 01:08

東海大相模5-2相洋


【東海大相模-相洋】3回、本塁タッチアウトにしガッツポーズする東海大相模の井上=横浜
【東海大相模-相洋】3回、本塁タッチアウトにしガッツポーズする東海大相模の井上=横浜

 矢のような送球で流れを渡さなかった。

 3点リードの三回2死二塁。中前にはじき返された打球を、東海大相模のセンター鵜沼が正確なバックホームで刺した。打者のスイングやタイミングを冷静に判断し、少し定位置よりも前進していたという。

 「投げようとした時点でランナーはサードを回ったくらいだったので、制球重視で投げました」。鍛え上げられた守備を披露した。

 16得点を奪った4回戦の慶応戦以降、タテジマは持ち前の破壊力は見せていないが、鉄壁な守りが際立っている。強烈な三ゴロでも難なく処理した金城も「やるべきことをしっかりやる。大会前から言い続けてきている」と胸を張る。ここまで5試合で1失策だ。

 決して忘れることができない敗北がある。昨秋の県大会準々決勝。宿敵・横浜との一戦で初回に失策から先制され、さらに2死一、三塁から重盗などで3点を失った。横浜の及川に封じられたことよりも、門馬敬治監督(49)は「あの初回がなければ」と悔いて、「どうしても打つことに目が行くけど、まずは守ることが一歩目」と説いてきた。

 選抜出場が途絶えたあの試合がナインの意識を、より守備へとシフトさせた。攻守の要の遠藤は「打球への一歩目、インパクトからこだわってきた」と実感を込める。

 準決勝の相手は宿敵横浜ではなく、昨夏の準々決勝でも9-8の死闘を演じた強打の県相模原に決まった。鵜沼は「ヒット性の当たりを打ち取れるかどうか。本当に際どい当たりを普通のプレーとしてアウトを取るのがビッグプレー」と言う。

 ナインと闘将のベクトルはぴたりと重なっている。

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