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かながわ参院選2019
決戦の残像(下) 無党派食い最終議席

選挙 神奈川新聞  2019年07月25日 13:15

陣営スタッフらに囲まれ、「最後にシゲは勝つ」と替え歌を熱唱する松沢氏(中央)=20日夜、横浜市西区
陣営スタッフらに囲まれ、「最後にシゲは勝つ」と替え歌を熱唱する松沢氏(中央)=20日夜、横浜市西区

 テレビ中継で「当選確実」が伝わると、日本維新の会の松沢成文氏は、両手を高く上げて喜びを爆発させた。21日午後10時、横浜市内の事務所。「最後の1議席争いは全国で最も遅くなる」と翌日未明の結果判明を覚悟していただけに、想定外の決着だった。

 県内を舞台にした9回目の選挙で、これまでにない厳しい戦いを強いられた松沢氏。主要駅などをくまなく回る演説やインターネット動画配信といった空中戦を軸に支持拡大に奔走した。各地に散る知事時代の後援会幹部も集めて「前知事の知名度だけでは勝てない」と発破を掛け、選挙カーでの移動中も知人に直接電話して票を固めた。

 「共産党には任せられない」。報道各社の情勢分析で最終議席を巡る接戦が伝えられると、街頭演説で繰り返し共産批判を展開。二者択一の対立構図をあおって「反共産」票を取り込む戦略に転じた。保守寄りの無党派層だけでなく、「圧勝が見えていた自民党の支持者からも多くの票を集めた」(陣営関係者)。

 ふたを開けてみれば、目標を上回る57万票を獲得。戦いを終えた松沢氏は満面の笑みで言った。「良識ある県民の判断のおかげで当選させていただいた」

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