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旧原家住宅など4カ所 文化審、国登録文化財へ答申

カルチャー 神奈川新聞  2019年07月20日 11:42

旧原家住宅表門(川崎市教育委員会提供)
旧原家住宅表門(川崎市教育委員会提供)

 国の文化審議会は19日、県内にある旧原家住宅(川崎市中原区)、旧吉原家別邸(鎌倉市)、旧田島屋材木店(同)、旧長谷川家住宅(三浦市)の4カ所8件について、新たに国登録有形文化財にするよう文部科学大臣に答申した。登録されると、県内の国登録有形文化財(建造物)は計133カ所263件となる。

 同区小杉陣屋町の中原街道沿いにある旧原家住宅は表門と稲荷社の2件が対象で、いずれも明治後期に建築された。表門は大地主の表構えにふさわしい規模と形式を伝え、稲荷社は近代の大地主層の屋敷神の様相を伝える貴重なものとなっている。


旧田島屋材木店主屋(鎌倉市提供)
旧田島屋材木店主屋(鎌倉市提供)

 鎌倉市長谷の元材木店兼住宅「旧田島屋材木店」は主屋と、門・塀の2件が登録される見込み。主屋は関東大震災後の1927年に再建され、良材を多用した頑丈な造りが特徴。同年に建てられた縦長の木板張りの門や銅板葺(ぶ)きの塀とともに洗練された屋敷構えとなっている。

 同市佐助にある33年ごろの木造建築「旧吉原家別邸」は主屋1件が対象。寄棟造スレート葺きで、半円平面のサンルームを張り出す。和洋折衷形式は昭和初期の別荘建築を伝える。

 三浦市初の国登録有形文化財となる旧長谷川家住宅は初声町三戸に所在。主屋、石蔵、庭門・内塀の3件が選ばれた。主屋は30年に建築され、昭和初期の意匠をつぎ込んだ豪華な造りになっている。明治中期に土蔵造りとして建築された瓦葺きの石蔵は、昭和前期に石造り風に改修されたとみられる。


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