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持ち味発揮も迷い残す バスケ3×3・篠崎澪

スポーツ 神奈川新聞  2019年07月19日 19:00

 失意のリオデジャネイロ五輪メンバー落選から3年。バスケットボール女子の篠崎澪(富士通)は今、2020年の東京五輪から新種目として初採用される「3人制」の日本代表候補に名を連ねる。オリンピックのコートに立つ日を夢見たあの頃とは少し違う、知られざる苦悩とは-。


1年後に迫った東京五輪への思いを明かした富士通・篠崎
1年後に迫った東京五輪への思いを明かした富士通・篠崎

 空中で相手をかわす「ダブルクラッチ」でリングにシュートをねじ込むと、ショーアップされた場内で観客の熱気がヒートアップした。

 
 5月下旬、中国・長沙で開催された「アジア・カップ」。3人制で初めて国際試合に挑んだ篠崎は、モンゴルとの3位決定戦でチーム最多の9点を奪って銅メダル獲得に貢献した。

 「自分のプレースタイルが生きる。自由にできて、面白かった」。個の力がより顕著に表れる3人制で、スピードに優れる篠崎を海外の選手たちは止められなかった。

 ちょうど3年前の2016年6月、日本にとって3大会ぶりの出場となったリオ五輪を控えた代表発表。予選では本大会の切符獲得に力を尽くした篠崎だったが、古傷の左膝に痛みを抱えていた直前の強化試合で存在感を示せず、無念の代表落選を味わった。

 「絶対に入れる位置にいたわけじゃなかったけど結局落ちて、自分としては恥ずかしかった」

 家族や友人らの期待に応えられなかったショックは大きかったものの、当時は28歳で迎える東京五輪への情熱は増すばかりだった。リオに向かった日本代表を横目に、誰もが認める唯一無二の存在へと駆け上がる目標を描いた。

 20年ぶりのベスト8進出に沸いたリオ五輪が終わり、新たに女子日本代表監督に就任したトム・ホーバスは、五輪前と同じように篠崎を代表候補合宿に招集した。しかし、徐々に大会のメンバーから外れることが多くなり、代表チームへの熱い思いが、薄らいでいくのを感じるようになった。

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