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「オール藤棚」でロケ敢行 映画「探偵はどこにでもいる」

カルチャー 神奈川新聞  2019年07月17日 20:27

「映画を見た後、ロケ地でひとっ風呂浴びて、居酒屋で飲んで帰るのもいいね」と語る柏原寛司=横浜市西区中央のシネマノヴェチェント
「映画を見た後、ロケ地でひとっ風呂浴びて、居酒屋で飲んで帰るのもいいね」と語る柏原寛司=横浜市西区中央のシネマノヴェチェント

 舞台のほとんどが横浜市西区の藤棚商店街。そんな探偵映画が、同商店街にあるミニシアター「シネマノヴェチェント」で19日まで上映中だ。脚本を監修した脚本家・柏原寛司は、深みのある「絵になる横浜」としてこの街を捉えた。

 「探偵はBARにいる」だけではない。本作のタイトルは「探偵はどこにでもいる」。3人の監督による3話の短編が、最後に一つに収束するオムニバス作品だ。主演は長谷直美。柏原は監修のほか、エピソード1の監督とエピローグの監督・脚本を務め、それら2編の撮影を藤棚で行った。

 「歩きながら“怪しい場所”を見つけるんですよ」と笑う。ドラマ「傷だらけの天使」「探偵物語」など探偵ものを数多く手掛けた柏原。例えば整備された街路から横にそれた狭い道を見つければ、ここに拳銃を隠そう-などと考える。


居酒屋が並ぶ細い路地。手前の「和風すなっく」が舞台に
居酒屋が並ぶ細い路地。手前の「和風すなっく」が舞台に

 居酒屋が肩を寄せ合うように並ぶ小路がある。「こういう、雰囲気ある場所を見つけるとうれしいよね」。その1軒を借り「居酒屋兼探偵事務所」に仕立てた。銭湯やかまぼこ店のほか、同映画館も喫茶店として作中に“出演”する。

 ロケでは商店街が協力した。学生時代から横浜に浸り、「大追跡」「あぶない刑事」など横浜を舞台にしたドラマの脚本も多い柏原にとっても、藤棚のたたずまいは「エアポケットみたいな穴場」に映った。


作品に登場する商店街脇の細い坂道
作品に登場する商店街脇の細い坂道

 「親近感があってアットホームでいい商店街だ」。これまで自身が描いてきたハマの街と同様、時代が蓄積され、にじみ出るような情緒を味わったという。



 監督は他に近藤啓二、松浦真史。16日は休館。時間など問い合わせは、シネマノヴェチェント☎045(548)8712。


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