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「戦国」好きも「センゴク」好きも 小田原城で原画展

話題 神奈川新聞  2019年07月16日 05:00

作中の小田原城。右下が原画で上が拡大パネル。布陣図も添えられている
作中の小田原城。右下が原画で上が拡大パネル。布陣図も添えられている

 戦国期の豊臣秀吉に仕えた武将仙石秀久が主人公の漫画「センゴク権兵衛」の原画展が、小田原城天守閣(小田原市城内)で開かれている。作品は「週刊ヤングマガジン」(講談社)で15年にわたって連載が続いており、現在小田原合戦の模様を描いている。会場では貴重な原画を見られるほか、漫画の制作現場を動画などでのぞくこともできる。

 作品は戦国期を生きた秀久らの人間絵巻。外伝を含めた単行本65巻が計980万部を突破している人気シリーズだ。現在は第4部が進行中で、九州征伐(1586~87年)から北条氏が登場する小田原合戦(90年)までを描いている。

 原画展は、今年が小田原北条氏の初代・早雲の没後500年に当たるのにちなんだ企画の一環。第4部を中心に展示し、早雲や石田三成、前田利家らを描いた原画35点が並ぶ。合わせて火縄銃や鎗(やり)といった作中に出てきた武器などを紹介。秀久が参加した合戦も布陣図や解説文で伝えている。

 また、作品がどうやって出来上がっていくかが分かるコーナーを設置。漫画のコマ割りや下絵、ペン入れなど作業ごとの原稿や、作者の1日のスケジュール、制作風景を収めた動画を公開している。同展担当者は「戦国ファンには漫画にも興味を持ってもらい、漫画好きな子どもには歴史に興味を持ってもらいたい」と話している。


北条早雲(左のカラー絵)など自身の作品を見る宮下さん=小田原城天守閣
北条早雲(左のカラー絵)など自身の作品を見る宮下さん=小田原城天守閣

 今月5日にあった内覧会には、作者の宮下英樹さん(43)も参加。「原画展というより、作品のストーリーの面白さが分かる内容になっている」と感激した様子で語った。

 原画展の中心テーマとなっている小田原合戦は、連載当初からゴールの一つとして考えてきたという。ただ、籠城戦という地味な合戦を面白く描くのは力量が必要で、漫画家として成長した後に描けてよかったとも振り返った。

 9月8日まで。入場料は一般500円、小中学生200円。問い合わせは、小田原城総合管理事務所電話0465(23)1373。


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