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深さ2メートル、溝の用途は? 伊勢原の遺跡で見学会

社会 神奈川新聞  2019年07月15日 11:30

発掘調査で発見された溝=伊勢原市上粕屋

 伊勢原市の上粕屋・和田内遺跡の見学会が13日開かれ、室町時代から戦国時代にかけて造られたとみられる溝などが一般公開された。

 かながわ考古学財団は2014年11月、遺跡の発掘調査を開始。東側約1500平方メートルを対象にした1月からの調査で、溝などが発見された。

 同財団によると、溝は幅4メートル、深さ2メートル。目的は不明だが、平安後期から明治時代にかけて周辺に極楽寺があったとの記録が残されており、寺を守るためだった可能性もある。

 約180人が参加した見学会で、同財団の小川岳人主査は「極楽寺の全体的な構造を解明する部分が見つかった。記録して後世に伝えたい」と説明した。

 1月からの調査では他に、いずれも平安期に造られたとみられる竪穴住居3棟の跡や、柱を地に埋め立てて建てる「掘立(ほったて)柱建物」5棟の跡、中世陶器窯「渥美窯(あつみよう)」のつぼの破片も見つかった。

 見学会に参加した近くに住む自営業矢作正一さん(69)は「敵から守るためか、水を流すためか、溝(の目的)が明らかになるのが楽しみ」と話した。


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