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半世紀ぶり復活の木やり歌披露 横須賀・芦名「八雲祭」

話題 神奈川新聞  2019年07月15日 11:26

地元有志の尽力でおよそ半世紀ぶりに披露された芦名木やり歌 =横須賀市芦名の八雲神社
地元有志の尽力でおよそ半世紀ぶりに披露された芦名木やり歌 =横須賀市芦名の八雲神社

 横須賀市芦名の八雲神社で14日、例祭「八雲祭」が行われ、地元有志がおよそ半世紀ぶりに復活させた木やり歌を披露した。

 地元関係者によると、同神社の宮神輿(みこし)は、江戸時代後期の寛政8(1796)年製作と伝わる。祭りも220年以上の歴史があり、この地に伝わる木やり歌も祭りなどで受け継がれてきたというが、50~60年ほど前から途絶えていた。

 地元の長老が、木やり歌を録音したカセットテープや、歌詞の写しを保管していたことが分かり、2017年に地元有志が「芦名木やり保存会」を結成。音源の雑音を低減する作業から始まり、アレンジを加えたり、毎週練習を重ねたりして初披露にこぎ着けた。

 この日、保存会の8人が「ソリャー」「ヨイヨイ」など息の合った掛け声とともに、張りのある声で木やりを境内に響かせると、集まった約350人から大きな拍手が湧いた。続いて、太鼓や笛、鐘で構成するお囃子(はやし)が始まり、ほどなく3基の神輿が威勢良く担ぎ上げられて境内を出発、町内を練り歩いた。

 木やり保存会の山本信義会長(57)は「芦名で生まれ育ったが、幼少時から木やりを聞いた記憶はなかった。長く途絶えていた伝統がこうして復活して感無量。後世にしっかり引き継いでいきたい」と話した。


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