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障害者も大輪間近に 市役所屋上に観覧席 鎌倉花火大会

話題 神奈川新聞  2019年07月12日 12:11

花火を満喫する車いす利用者とその家族ら =10日午後8時5分ごろ、鎌倉市役所
花火を満喫する車いす利用者とその家族ら =10日午後8時5分ごろ、鎌倉市役所

 71回目の鎌倉花火大会が10日夜、鎌倉市の由比ケ浜・材木座の両海岸で開かれた。海岸から約1・5キロ離れた市役所屋上には、障害者向けの専用観覧席を用意。混雑などを理由に会場へ行けない車いす利用者とその家族ら約40人が、夜空を彩る約2500発の大輪に酔いしれた。

 障害者にも夏の風物詩を楽しんでもらおうと、市は2017年に専用席の設置を試行。好評だったため18年から正式な取り組みに位置付けた。市障害福祉課によると、今年は市内在住で障害のある8~87歳が参加した。

 心臓を患う渡辺啓治さん(85)と、両膝が悪くつえを利用する敏子さん(87)夫妻は「人混みに行けないので、近くで花火を見たのは初めて。ダイナミックで感動した」と笑顔。夫妻を誘って訪れた長女(53)は「家の窓から少し花火をのぞくことしかできなかった両親へ、最高のプレゼントになった」と喜んだ。

 大会は、市や市観光協会などでつくる実行委員会の主催。同協会によると約13万人が訪れた。


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