1. ホーム
  2. 社会
  3. 「友好発展へ努力」 台湾高座会会員が座間と大和初訪問

「友好発展へ努力」 台湾高座会会員が座間と大和初訪問

社会 神奈川新聞  2019年07月10日 05:00

顕彰碑の由来を説明する何春樹副会長(右から4人目)=座間市栗原の芹沢公園、2019年7月9日撮影
顕彰碑の由来を説明する何春樹副会長(右から4人目)=座間市栗原の芹沢公園、2019年7月9日撮影

 太平洋戦争末期に海軍の航空機工場「高座海軍工(こう)廠(しょう)」(座間、海老名市)に動員された台湾少年工の同窓組織「台湾高座会」会員の2世、3世メンバーら26人が9日、ゆかりの座間、大和両市を初めて訪れた。

 台湾高座会は1987年に結成され、会員の平均年齢は90歳を超えて高齢化が進んでいる。毎年続けてきた、交流のための訪日が近年困難になっている。

 そこで悲惨な戦争体験や住民との温かい交流などを後世に伝えるため、会員の子どもや孫による台湾高座会青年部を4年前に結成。その趣旨に賛同する政治家や経営者らからなる台湾高座友の会も今年4月に発足したという。

 青年部や友の会のメンバーが中心の一行は、台湾少年工約8400人が戦闘機を製造した同工廠に近い座間市栗原の芹沢公園を訪問。昨年10月、来日75周年を記念して交流団体が建立した顕彰碑や、市が整備した地下工場壕(ごう)を見学した。

 また座間、大和の両市長とも面会。台湾高座会の何春樹副会長(89)は「この地を第二の故郷と思ってやってきた交流活動を引き継ぐ2代目の組織ができ、相互訪問を続けられることは大変喜ばしい」とあいさつ。何副会長のおいでもある友の会の何敏豪会長(60)は「先代たちの苦労は理解しており、今後の両国の友好発展に努力していきたい。地下工場壕を見学して厳しい作業環境に驚いた」と感想を語った。 


シェアする