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地域の遺跡を知ろう 講座で埋蔵文化財紹介・横浜

カルチャー 神奈川新聞  2017年08月29日 09:12

栄区内の遺跡について解説する橋本さん(右奥)=小菅ケ谷地域ケアプラザ
栄区内の遺跡について解説する橋本さん(右奥)=小菅ケ谷地域ケアプラザ

 横浜市栄区の小菅ケ谷地域ケアプラザで28日、栄区内の遺跡を紹介する講座が開かれた。市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター(同区)の橋本昌幸さんが身近な埋蔵文化財を解説し、30人が聞き入った。

 市内の遺跡は約2400カ所で、区内は101カ所とされる。橋本さんは栄区の特徴として、「古墳時代に造られた、地域の有力者の横穴墓群が多い」と説明。JR本郷台駅周辺に100墓以上あったとされる「七石山(しちこくやま)横穴墓群」などを紹介した。

 同じく古墳時代に造られたとされる、鍛冶ケ谷市民の森に現存する「宮ノ前横穴墓群」も解説。遺体を安置する部屋の奥に「棺室」という部屋があることに触れ、「この地域特有の形態で、『鍛冶ケ谷式』と呼ばれていた」と話した。

 中世以降の道路や鉄製品を造った鍛冶炉の跡もある「笠間中央公園遺跡」、長尾砦(とりで)や長尾城として知られる「長尾台遺跡」も紹介した。

 企画した市民団体「さかえ華シニア」の木曽山治雄さん(84)=同区=は「自分の住む地域の歴史や成り立ちを知ることができた」と笑顔。橋本さんは「保存される遺跡は一握りで、こうした機会を通じ多くの人に知ってもらいたい」と話していた。


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