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県内のみこしが〝コラボ〟 イセザキ・モールに22基

話題 神奈川新聞  2019年07月01日 05:00

2月に亡くなった県神輿保存会の谷啓治会長の遺影と共に神輿を担ぐ参加者 =横浜市中区伊勢佐木町
2月に亡くなった県神輿保存会の谷啓治会長の遺影と共に神輿を担ぐ参加者 =横浜市中区伊勢佐木町

 県内各地の神輿(みこし)が一堂に会する「横浜開港祭みこしコラボレーションinイセザキ」が30日、横浜市中区伊勢佐木町のイセザキ・モールで行われた。22基が参加したパレードの最後には、神奈川県神輿保存会の神輿が登場。担ぎ手たちは、今年2月に亡くなった同保存会の谷啓治会長への思いを胸に商店街を練り歩いた。

 「きょうは法要とコラボレーションが長く続くよう願いを込めて、和気あいあい、楽しく担ごう」

 神輿のスタート地点。同保存会の村石好美副会長(66)があいさつすると、担ぎ手たちから大きな拍手が沸き起こった。

 同コラボレーションの始まりは、2006年にさかのぼる。3年後の横浜開港150周年に向けて、横浜や横須賀など県内各地の神輿保存会が企画した。

 その初代実行委員長を務めたのが、県神輿保存会会長の谷さん。当時から活動を共にしてきた村石さんは「横浜の街を盛り上げるため、谷会長の『何かやろう』という一言から始まった」と振り返る。

 初回は16基の参加だったが年々、規模は拡大。14回目となる今回は、江戸前神輿14基、湘南地区などで見られるどっこい神輿8基の計22基がエントリーした。

 今年は横浜開港160周年、伊勢佐木町誕生145周年の大きな節目の年でもある。「谷さんがいないのはさみしいけれど、本人は楽しくやるのが大好きだったから」と村石さん。この日は仲間が遺影とともに神輿を担ぎ、威勢のいい掛け声を響かせた。

 谷さんの妻政美さん(69)も勇壮な催しの様子を見守った。「夫は『この神輿だけはなくさないでくれ。頼む』と言い残して旅立った。その遺志を継いでいきたい」と話した。


県内各地の神輿22基が参加したみこしコラボレーション=横浜市中区伊勢佐木町
県内各地の神輿22基が参加したみこしコラボレーション=横浜市中区伊勢佐木町

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