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子ども合衆国、開国準備着々 仮想のまちで職業体験

経済 神奈川新聞  2017年08月24日 02:00

「かながわ子ども合衆国」設立の準備を進める番匠准教授(左)ら=川崎市麻生区の田園調布学園大学
「かながわ子ども合衆国」設立の準備を進める番匠准教授(左)ら=川崎市麻生区の田園調布学園大学

 仮想のまちで子どもたちが職業体験学習をする「かながわ子ども合衆国」の設立準備が、田園調布学園大学(川崎市麻生区東百合丘)で進められている。現在、仮想のまちを運営する県内の7団体が来年2月、同大で合衆国サミットを開催し「大統領」を選ぶ。設立に向け、オフィシャルテーマソングとなる「国歌」のメロディーと歌詞を募集中だ。 

 同大は「ミニたまゆり」と名付けた仮想のまちのイベントを2005年秋から実施、今年2月で12回目を迎えた。地域の小中学生や企業、団体の協力で、市議会や銀行、警察、商店などの仕事を疑似体験している。

 参加した小中学生には、労働、納税、消費などの仕組みが身をもって体験できると好評だという。このため、県内で同様のイベントを実施する横浜市内などの6団体や県と協力、仮想の国「子ども合衆国」を設立することになった。現在、法律に当たる運営ルールなどを練っている。

 「ミニたまゆり」は、ドイツ・ミュンヘンで行われている世界最大の仮想のまち「ミニミュンヘン」をモデルに、同大子ども未来学部の番匠一雅准教授らが、学生ボランティアとともに運営してきた。

 「仮想通貨で給料をもらい納税や買い物を経験する仕組みを普及させれば、子どもたちが将来何になりたいのかをイメージでき、そのための努力が始まる」(番匠准教授)という。

 「国歌」のメロディーは、プロの音楽家が基本となる前奏部分やリズムを既に制作済み。県内の小学生を対象に募集しているのは印象に残る「さび」の部分のメロディー。鼻歌やピアノ演奏などの動画を投稿し採用されれば、音楽家が歌詞とともに仕上げる。

 応募締め切りは8月31日。11月の選考会を経て12月に採用作品を発表する。詳細は、ホームページ(http://kanagawa-kids.jp/)。問い合わせは、同大地域交流センター電話044(966)2780(直通)または電話044(966)9211(代表)。


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