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都市農業への理解深めて 川崎市立幸高校で出前授業

話題 神奈川新聞  2019年06月28日 11:08

都市農業の現状について伝える新堀さん=川崎市幸区の市立幸高校
都市農業の現状について伝える新堀さん=川崎市幸区の市立幸高校

 川崎市内産の農産物の普及に向けた出前授業が21日、市立幸高校(幸区戸手本町1丁目)で開かれた。同区の若手農家、新堀智史さん(28)が講師を務め、都市農業の現状や和菓子店との商品開発などの取り組みについて解説した。

 出前授業は、同校ビジネス教養科3年生の授業の一環。生徒らは、主婦や市民らでつくる「かわさき・食と農のコミュニティ」が主催する「C級グルメコンテスト」への出品を目指しており、オリジナル料理を考案する前に市内の農業への理解を深めようと企画された。

 新堀さんは、同区南加瀬で江戸時代から続く農家の8代目。コンテストが開かれる1月の旬の野菜や流通事情についてレクチャーしたほか、区内の和菓子店とコラボしたスイーツも持参。生徒らに試食を勧めながら開発秘話を披露した。

 一方、担い手や農地が減少傾向にあり、農家の高齢化が進んでいることなど市内の農業を取り巻く課題についても説明。対面販売による買い手との交流がやりがいだとし、「農業に少しでも興味を持ってくれたら幸い。農業をやりたいなと思ったらぜひ遊びにきてください」と呼び掛けた。

 授業を受けた佐々木優奈さん(17)は「普段は農業系の話を聞くことが少ないので新鮮だった。和テイストの食べ物が受けるかも」とコンテストに向けヒントを受けた様子。和田優美音さん(17)は「もともと農業が厳しい状況にあるというのは聞いていたけど、より身近になった」と話していた。


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