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歴史や文化、幅広く紹介 鎌倉文華館「季節展示・夏」

カルチャー 神奈川新聞  2019年06月27日 16:56

映像を多用した印象的な展示=鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
映像を多用した印象的な展示=鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

 鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)の敷地内にあった旧県立近代美術館鎌倉の本館棟を改修した「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」が6月8日、開館した。「季節展示・夏」と題した展覧会では鎌倉をテーマに、同八幡宮の祭事や境内の出土品、鎌倉文士ゆかりの品など約30点を、映像資料を交えて紹介している。

 会場で最初に並ぶのは江戸時代の「大太刀」。ガラスケースの向こうには、鎌倉時代のよろいかぶとの精巧な複製品が鎮座し、鎌倉に豊かな文化をもたらした武士の精神や武家社会の仕組みをひもとく。

 「水無月(みなづき)の大祓(おおはらえ)」といった同八幡宮の祭事は、大型のパネルや映像で紹介。水晶製の小さな五輪塔や「奔王(ほんおう)」と書かれた古将棋の駒は、1979年に始まった調査で境内から出土した鎌倉、室町期のものだ。


鎌倉文士に関する展示の一角
鎌倉文士に関する展示の一角

 鎌倉に集った文士たちの作品では、芥川龍之介の短冊や与謝野晶子が高徳院の大仏を詠んだ歌の掛け軸などを展示。同八幡宮に奉納された棟方志功や川端康成のぼんぼりも並ぶ。

 歴史的な用語や出来事については、会場内の情報端末で調べることができる。鎌倉市内の寺社の情報も見られる。

 今後も「季節展示」では鎌倉をテーマに歴史や文化など幅広く紹介する予定。同ミュージアムの川人未来学芸員は「八幡宮の歴史を軸にしながら、鎌倉の他の社寺仏閣へ赴いてもらえる糸口になるような展示を心掛けたい」と話した。

 7月15日まで。祝日を除く月曜休館。一般300円、小・中学生100円。問い合わせは同ミュージアム☎0467(55)9030。


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