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罪償う少年の詩を書で表現 大和市で展示会

社会 神奈川新聞  2017年08月17日 10:35

少年刑務所の受刑者の詩を書にした作品が並ぶ=ぷらっと中央林間
少年刑務所の受刑者の詩を書にした作品が並ぶ=ぷらっと中央林間

 少年刑務所の受刑者たちの詩を、書の形で紹介する「『塀の中の教室』詩の展示会」が、大和市が運営する地域の居場所「ぷらっと中央林間」(小田急線中央林間駅西口)で開催中だ。

 少年たちがつづった2冊の詩集から大和の書道家と教師がそれぞれ感銘を受けた作品を書にして、8点を展示。「ごめんなさい」「誕生日」など母への思いをつづったもの、自分の中の衝動を見つめた「犬」、生きていれば生き方を変えることができるとうたう「人生」などの作品が並んでいる。

 主催は食と暮らしを考える市民グループ「食のアトリエ」。以前、同グループの「食のアトリエ憲章」を書いた作家・寮美千子さんが、奈良少年刑務所で社会性涵養(かんよう)プログラム講師を務め、そこで生まれた詩を本にまとめた縁で実現した。

 「刑務所はいいところだ」という詩は受刑者仲間から批判されたが、その批判すら作者は「うれしい」と受け止めたという。「それまで住まいも食も、人とのつながりもなかったから」と作品の解説も記されている。食のアトリエの小宮山利恵子さんは「食べること、生きることは世界とつながること。これらの詩はその原点を思い出させてくれます」と来場を呼び掛けている。

 28日まで、水曜休み。入場無料。問い合わせは小宮山さん電話090(4718)5648。


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