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交流の音色、馬車道駅に響く 「ストリートピアノ」登場

話題 神奈川新聞  2019年06月15日 21:28

通路に設置されたストリートピアノを奏でる木村香恵さん=馬車道駅
通路に設置されたストリートピアノを奏でる木村香恵さん=馬車道駅

 誰でも気軽に弾けるピアノが15日、みなとみらい線馬車道駅(横浜市中区)の構内にお目見えした。音楽で街角ににぎわいを生み出す「ストリートピアノ」という英国発祥の試みで、近年は国内でも広がりをみせている。横浜市中心部では関内のマリナード地下街に続いて2カ所目となった。

 ピアノが置かれたのは駅の地下1階にある通路脇。予約などの手続きはいらず、電車の始発から終電の時間帯まで無料で楽しむことができる。1980年代に製造されたもので、音高を保つために定期的に調律を施す予定という。

 市庁舎の移転で空洞化が懸念される関内周辺を盛り上げようと、馬車道、マリナード、伊勢佐木町の商店街関係者でつくる運営委員会が企画した。昨年、市の施設が処分する予定だったピアノ2台を譲り受け、3地区の頭文字「BMI」を記したピアノを12月にマリナードに設置した。

 運営委によると、マリナードでは1日平均50人以上が利用し、見知らぬ人同士が楽器を持ち寄って「演奏会」を始めるなど、交流の輪を育んでいる。馬車道駅は1日4万人前後が乗り降りすることから、運営委はさらなる利用者増や2台のピアノの相乗効果による回遊性の向上を期待している。

 この日、お披露目のセレモニーが開かれ、関係者ら約80人が参加。横浜出身、在住のピアニスト木村香恵さんが柔らかい音色を奏でると、通り掛かった人が足を止めて聴き入った。

 運営委の奥田正則会長は「いつまでも多くの人に愛されるピアノにしたい」と意気込んだ。


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