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平和つなぐ 空襲74年
戦争の悲惨さ訴え 五大路子さんら児童に朗読劇、横浜

話題 神奈川新聞  2019年06月15日 10:35

朗読劇の終演後、児童たちの感想に拍手する五大さん(右端)ら=杉田劇場
朗読劇の終演後、児童たちの感想に拍手する五大さん(右端)ら=杉田劇場

 74年前、血で染まったような真っ赤な空が広がった横浜大空襲。横浜ゆかりの俳優、五大路子さんが率いる「横浜夢座」が14日、横浜市磯子区で、米軍機の爆撃から逃げ惑う少年と少女の物語を描いた「真昼の夕焼け」の朗読劇を地元の児童らに披露。迫真の演技で戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えた。

 15歳の中学生「健二」は親友や多くの人たちの死と直面しながら、偶然出会った名も知らぬ少女と逃げ惑う。その少女も、安否が分からない自身の母親を探して夕焼けのように猛火が包む街に姿を消していく-。

 横浜詩人会の会長を務めた詩人の故・筧槇二(かけいしんじ)さんが、1945年5月29日の横浜大空襲で自身の体験を基に描いた同名の短編小説を朗読劇にした。五大さんのほか、高橋和久さん、高井清史さん、大和田悠太さん、伊藤はるかさんが出演、打楽器奏者の栗木健さんが生演奏した。

 磯子区民文化センター杉田劇場が主催し、今年で4回目。鑑賞した杉田小とさわの里小の6年生約190人は「戦争の中に自分がいるようで迫力があった」などと感想を寄せた。五大さんは「想像力を働かせて、戦争とは何かを一緒に考えたい」と話す。横浜夢座は今年も市内の小中学校で朗読劇を披露し、児童生徒と対話を重ねることにしている。


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