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白い固体、レターパックで高齢者へ送り付け 県警が警戒

社会 神奈川新聞  2019年06月14日 19:37

 日本郵便のレターパックで白い固体や粉末を高齢者宅に送り付けてくる事案が県内で複数発生していることが14日、県警への取材で分かった。中には、レターパックが届いた後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から不審な電話が掛かってきたケースもあった。こうした事案は、東京都内や静岡県内でも確認されている。県警は、新たな特殊詐欺の手口とみて、注意喚起している。

 平塚署によると、5月20日、平塚市に住む60代の女性宅にビニール袋に入った白い飴(あめ)のような固体がレターパックで送られてきた。その後、薬物捜査の警察官を名乗る人物から女性宅に「あなたの氏名が捜査リストに載っている。不審な荷物が届いていないか」との電話があった。女性が機転を利かし「届いていない」と返答すると、電話は切れたという。女性が交番に届けて発覚した。

 署には同日、ほかに7件、レターパックで同様の固体が届いたとの通報があった。現金やキャッシュカードが詐取されるなどの被害は確認されていない。簡易鑑定の結果、固体は禁止薬物ではなかった。署によると、差出人はすべて同一の埼玉県内の個人名だったが、実在しないという。

 また、多摩署によると、今月2日、川崎市多摩区の高齢女性2人にもレターパックで白い粉が送り付けられた。鑑定の結果、ともに食塩だった。不審な電話はなかったという。

 県警は「固体や粉末を送り付けて動揺を誘い、現金などをだまし取る特殊詐欺の前兆と捉えられる」と指摘。「身に覚えのない荷物が届いたら、すぐに警察に相談を。不審な電話も一切、取り合わないでほしい」と注意喚起している。


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