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【バスストップ】神奈中・津03系統(4)長津田駅北口 団子の原料は幻の米

話題 神奈川新聞  2019年06月14日 16:04

「幻の米」といわれる野沢コシヒカリを原料に団子を作る串田さん=横浜市緑区のマルヤ餅菓子店山さん
「幻の米」といわれる野沢コシヒカリを原料に団子を作る串田さん=横浜市緑区のマルヤ餅菓子店山さん

「お薦(すす)めの品は何ですか?」
「幻(まぼろし)の米で作る団子(だんご)です」

 長津田(ながつた)駅北口にある創業50余年のマルヤ餅(もち)菓子(がし)店(横浜市緑区)は、希少な米の野沢コシヒカリを使った団子が評判だ。

 2代目店主の串田(くしだ)晋一(しんいち)さん(49)は跡(あと)を継(つ)いで27年。団子は先代の頃(ころ)から人気だが、「独自性を出したい」と10年ほど前、野沢コシヒカリを原料に使い始めた。新潟の魚沼コシヒカリは有名だが、県境を挟(はさ)んで隣接(りんせつ)する長野の野沢温泉村で作られる同品種は、味が魚沼と同じ「特A」でも認知度が低い。作付(さくづけ)面積が極めて少なく市場に出ないためで、「それが幻と呼ばれる理由です」と串田さん。現地の生産者に会い、稲や育む水も見て、高値でも最上級の評価と希少性から導入を決めた。

 団子の製造工程は(1)粉にした米に水を加え、蒸しながら練る(2)途中(とちゅう)で粗熱(あらねつ)を取りながら2度ついて生地の完成(3)生地を丸めて串に刺(さ)す-。(1)~(3)で機械の作業も含め約2時間。最後に直火(じかび)で金網(かなあみ)の焼き目を入れ、たれや餡(あん)を付けて出来上がり。


若い女性にも団子は人気
若い女性にも団子は人気

 幻の米で作った団子は、餡も「みたらし」も税込(こ)み1本110円。しかも1本に三つでなく四つだ。採算が取れるのか尋(たず)ねると、串田さんは「米は契約(けいやく)栽培(さいばい)しています」。希少米の安定確保が背景にある。記者も買って食べた。もっちり感が強い一方、餡やたれがよく絡(から)む。米だけでなく腕(うで)が良い。「人より半歩先を行く」のが信条の串田さんだが、「対面販売(はんばい)を大切にしたい」との人情味もいい。月曜休み。問い合わせは同店電話045(981)3552。

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2019年6月6日掲載】


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