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鎌倉・岩瀬子ども会館存続を 市議会委全会一致で採択

政治行政 神奈川新聞  2019年06月14日 05:00

鎌倉市役所
鎌倉市役所

 厳しい財政事情を背景に、鎌倉市が2020年3月の閉館を決めた「岩瀬子ども会館」(同市岩瀬)を巡り、市議会教育こどもみらい常任委員会は12日夕、施設存続や子どもの居場所の確保を求める市民からの陳情2件を、いずれも全会一致で採択した。

 市は20年度中に、小学生を対象に学童保育と児童の遊び場を一体的に整備する方針を掲げる。市青少年課によると、同会館は現在、未就学児から中学生までを対象に、月曜から土曜までの午前10時~午後5時で運用する。閉館後は市立今泉小学校の敷地内の既存施設を利用。中学生は対象外となり、未就学児については平日午前の2時間と土曜午前10時~午後5時に限り受け入れる。

 陳情は周辺住民ら計約520人が提出。「会館は未就学児から中学生までが集い、大人との交流もある安全な居場所」などとし、存続や子どもの居場所確保を求めた。住民の1人は常任委で「子育て中の保護者にとっての居場所でもあった」と指摘。今泉小の施設は未就学児の受け入れ時間が限定的で「会館の役割の補完は難しく、考慮が不十分」と訴えた。

 委員からは「時間が短い上、施設までの距離が遠い住民もおり、未就学児の居場所づくりに配慮がない」との指摘が出る一方、「閉館後は民間活力を生かし、住民意見を聞きながら多世代交流拠点としての在り方を模索できるのではないか」との意見が上がった。市は「財政負担軽減も求められているが、地域の意見を聞き、施設の使い方を検討したい」とした。


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