県立三崎高校跡地(三浦市初声町下宮田)で市役所の移転候補地となっている敷地について、市が造成工事の計画を2019年度に策定する方針であることが13日、分かった。同日開会した市議会第2回定例会の本会議で、市が長島満理子氏(自民)の一般質問で明らかにした。
市は07年3月、廃校になった同校跡地を県から約5億円で取得。約5万3千平方メートルをA、B、Cの3地区に分け、今月までにC地区で三浦消防署、A地区で商業施設などの供用を開始した。
残るB地区(約3万7千平方メートル)については、市は市役所の移転候補地としており、図書館も整備する方針だが、計画の決定には至っていない。
市の担当者は「市役所を移転しない可能性もあるし、他の場所を候補地とする可能性もある。(現在の市役所がある)城山地区の利活用とセットで検討しており、住民の意見を踏まえ最終的に決める」と説明。造成工事の計画策定は、あくまでも他の施設の建設も考えた措置としている。
造成工事は20年度以降に着手する予定という。