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クマ目撃相次ぐ、2カ月で20件 半数人里、県が注意喚起

社会 神奈川新聞  2019年06月13日 20:59

西丹沢の登山口に設置されたクマ出没の注意看板=山北町
西丹沢の登山口に設置されたクマ出没の注意看板=山北町

 県央地域の丹沢山麓を中心にツキノワグマの目撃が多くなっている。4~5月の2カ月間で県に寄せられた情報は、前年度同期比で7件増の20件。例年出没が多発する6月を迎え、人身事故を警戒して入山者らに注意を呼び掛けている。

 県自然環境保全課によると、2019年度の目撃情報は5月末現在で20件(うち1件は痕跡)。自治体別では厚木市内が8件で最も多く、相模原市緑区5件、秦野市4件と続き、伊勢原市、松田町、清川村はいずれも1件だった。

 目撃場所は登山道や道路沿いで、山中・人里の区分は半々だった。元来ツキノワグマは臆病な性格で人を避けるが、母グマが子を守るために攻撃的になるとされる親子の姿が目撃されたのも6件あった。昨年度同期間の情報提供は13件で、イノシシ用のわなに掛かってしまった錯誤捕獲が1件だった。目撃が多かった地域傾向はほぼ同じになっている。

 昨年度の目撃などの情報提供は年間80件と過去5年間で2番目に多かった。6月に入り、観光地でもある伊勢原市の大山周辺に度々姿を見せたため、1頭が捕殺された。

 また、今年2月には南足柄市矢倉沢で家畜が襲われる異例の事案も発生。県が被害調査を実施し、センサーカメラを設置するなど監視活動を継続中だが、個体識別を含めてクマの被害かどうかは、現段階で特定に至っていないという。

 県内に生息するクマは40頭前後と推定されている。その詳しい分布域や行動範囲、生態などは分かっていない。


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