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MIZUTANI×TAIRIKUが東響と競演へ

カルチャー 神奈川新聞  2019年06月13日 17:09

「コンサートはその場限りのライブ。一緒に音楽を楽しんで」と語る水谷晃(左)とTAIRIKU
「コンサートはその場限りのライブ。一緒に音楽を楽しんで」と語る水谷晃(左)とTAIRIKU

 話題のインストゥルメンタル・ユニット「TSUKEMEN」を率いるTAIRIKUと、東京交響楽団(東響)のコンサートマスター・水谷晃のバイオリン・デュオ「MIZUTANI×TAIRIKU」。二人が東響と競演するコンサートが7月3日、県立音楽堂で開かれる。桐朋学園大学の同期でもある二人に、コンサートへの意気込みを聞いた。

 普段はそれぞれのフィールドで活躍する二人だが、TAIRIKUが企画したライブで水谷とコラボレーションした際の演奏がプロデューサーの耳に留まり、2018年にCDアルバム「MIZUTANI×TAIRIKU」を発表。さまざまなメディアに登場するなど話題を呼んだ。「大学の年度初めには、どの授業を受けるか相談していた」ほど気心知れた仲のため、その演奏には「いい意味で遠慮のない親密さが反映されているかもしれない」と声をそろえる。

 今回のコンサートでは指揮者はおらず、二人が核となって全体の演奏をリードする。「こんなに素晴らしいオーケストラと競演できることはめったにない機会。圧倒的な熱量を込めていきたい」と語るTAIRIKU。「水谷は学生のころから、みんなを巻き込んで音楽を楽しんでいた。コンサートマスターは天職だと思う」とパートナーに全幅の信頼をおく。

 「TAIRIKUは自分が思いきり楽しんでいて、そこに周囲が自然と巻き込まれていくタイプ」と語る水谷は13年から東響のコンサートマスターを務める。「TAIRIKUとも楽団員とも、信頼関係というベースがある。音楽のためにエネルギーを集中できる幸せな環境」。また「この機会は楽団のステップアップにもつながる」とコンサートマスターとしての顔も見せる。

 特にモーツァルトの「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」は各セクションの発信に意識を向けたい、と話す。「ユベール・スダーン前音楽監督の、古典に対するアプローチを習得、ハーモニーに基づいた情緒的な音楽を実現するジョナサン・ノット現監督のアプローチもなじんできている。培ってきた力を発揮して、いい演奏にしたい」

 スメタナの「モルダウ」は二重奏のアレンジ、「ロンドンデリーの歌」は先行する二人の演奏にオーケストラのハーモニーが重なっていく構成。「おなじみの曲でも、驚きのあるアレンジになっている。その世界観を楽しんでほしい」と語るTAIRIKUは、後半にはビオラを演奏する。「サラサーテのツィゴイネルワイゼンはビオラが加わった面白い表現。音楽仲間にも驚いてもらえると思う」

 デュオとして、今後の決まった活動計画はないというが「自分たちが楽しめる魅力的な場があれば、そのつど全力投球で演奏していきたい」と二人は笑顔を見せた。



 午後2時開演。全席指定6500円。問い合わせは、神奈川芸術協会☎045(453)5080。


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