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会場を一つに 知的障害の若者バンドが横須賀でライブ

社会 神奈川新聞  2019年06月13日 10:58

本番を間近に控え、練習に励む「そよかぜバンド」のメンバー =横須賀市本町
本番を間近に控え、練習に励む「そよかぜバンド」のメンバー =横須賀市本町

 横須賀市在住の知的障害のある若者でつくるバンド「そよかぜバンド」のライブが16日、同市本町の市立総合福祉会館で開かれる。メンバーらは「出演者もお客さんも一緒に盛り上がってほしい」と呼び掛けている。

 そよかぜバンドは2008年、市立岩戸中学校(同市岩戸)の特別支援学級「そよかぜ学級」の男子生徒4人と、当時担任の中川茂さん(64)が音楽の授業を通じて結成した。

 その年の秋に開かれた同校の合唱コンクールで、初めて人前で演奏。結成当初からのメンバーでボーカルを務めている川上翔馬さん(24)は「健常者との垣根を越え、生徒も保護者もそろって会場が盛り上がった経験は一生忘れられない」という。

 合唱コンクールで音楽の力を実感し、メンバーはより活動に注力した。卒業後は後輩らを加えて、現在20~25歳の6人が所属。企業や障害者の通所施設などで働きながら、中川さんらサポートメンバーとともに市内各所でライブを年3回ほど開催している。

 今回のライブでは「あきらめるな どんなときも 光を求めて」との歌詞が印象的なオリジナル曲「虹をつかむまで」やアニメソングなど計9曲を披露。メンバーはマリンバのほか、ドラムなどの打楽器をそれぞれ担当する。

 練習は毎月1回で約1時間半。本番を間近に控えた10日は懸命に汗を流した。タンバリンを演奏する依田雅尚さん(24)が客席側まで歩いて盛り上げるのを想定した動きを見せる一幕も。川上さんは「練習を重ね、パフォーマンスも進化している。来てくれる人みんなが楽しめるライブにしたい」と話している。

 入場無料で午後2時から。会場は同館7階の第1音楽室。問い合わせは同バンド事務局電話090(6127)6962。


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