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湯本~強羅開通100年
箱根登山鉄道の軌跡(3) 原形とどめぬ線路

話題 神奈川新聞  2019年06月13日 21:50

関東大震災(1923年)

 箱根湯本~強羅間の開通から4年余りたった1923(大正12)年9月1日午前11時58分。相模湾北部を震源地とするマグニチュード7・9の巨大地震が箱根地区を襲った。

 「第一震未(いま)ダ止(や)マザルニ、更に猛烈ナル第二震起リ、(中略)山腹崩レ地割レ光景壮絶ヲ極ム」「交通途絶。大平台及(および)小涌谷ノ消息ヲ知ル由ナシ」。旧温泉村役場(箱根町宮ノ下)の宿直日誌は揺れの激しさを物語る。

 県震災誌によると、関東大震災で現箱根町エリアの建物は7割近い1051戸が全半壊し、死者・不明者は132人に上った。

復旧に1年以上


関東大震災で崩壊した登山鉄道の線路(箱根町提供)
関東大震災で崩壊した登山鉄道の線路(箱根町提供)

 山岳地帯を縫うように走る登山鉄道も被害は甚大だった。広範囲にわたる山崩れの影響で線路は大部分が崩壊または埋没。トンネルや橋もほとんど原形をとどめず、全線にわたって寸断された。箱根湯本駅は、裏山の崖が崩壊して駅舎が大破した。

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