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教室に行こう
県立津久井高校(相模原市緑区)

教室に行こう 神奈川新聞  2019年06月11日 17:15

福祉の「こころ」育む
「支援を必要とする方を支えていく仕事に」


「生活支援技術」で実践的な学習を展開する
「生活支援技術」で実践的な学習を展開する

 「車いすに乗りませんか?」「左側は私が支えます。ゆっくりどうぞ。立ち上がれますか?」。周囲の生徒の真剣なまなざしの中、「生活支援技術」の授業が展開されていく。

 ここ、津久井高校は県立高校で唯一、介護福祉士国家試験の受験資格を取得できる福祉科のある学校である。

 「生活支援技術」は、ベッドメイキング、移動介助、着脱介助、排せつ介助、入浴介助、口腔(こうくう)ケア、食事介助など介護福祉士として必要な技術を身に付ける科目だ。

 「もっと優しくしてほしい。笑顔が足りないよ」「まひが残っている方にはもっと支えが必要じゃない?」「このままだと転倒するよ」

 生徒たちは、実践的な学習に戸惑いながらも、チェックリストを片手にお互い意見を出し合い、試行錯誤を繰り返す。利用者の視点に立った真剣なやりとりが毎日のように行われている。

 福祉科の生徒は、福祉施設へ出向いての介護実習を高校3年間で50日行う。生徒は、支援を必要とする方の「その人らしい生活」を全力で支援できる、プロフェッショナルとしての介護福祉士を目指している。生徒同士は、支え合いながら、人を思いやる「こころ」も育てていく。


身に付けた力を発揮したコンテスト
身に付けた力を発揮したコンテスト

 津久井高校は2年前から開催されている「神奈川県高校生介護技術コンテスト」で2年連続の優勝校である。コンテストでは、今まで身に付けた力の全てが求められる。

 「授業や実習は厳しいです。でも、将来、介護福祉士として、支援を必要とする方を支えていく仕事に就きたいから乗り越えられます」。目標があるから希望がある。介助の必要な方の生活の背景を知り、その先にその方の生活があることを考えて支援をしていく介護福祉士を目指す。

 自分たちにしかできない介護を目指し、力いっぱい取り組んだ後の生徒からは、今日も笑みがこぼれる。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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