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国内外で高評価の太鼓集団「鼓童」 9月に横須賀公演

話題 神奈川新聞  2019年06月10日 12:49

公演への意気込みを語った見留さん(右)と前田さん=横須賀芸術劇場
公演への意気込みを語った見留さん(右)と前田さん=横須賀芸術劇場

 国内外で高い評価を受けている太鼓芸能集団「鼓童」が9月16日、横須賀芸術劇場(横須賀市本町)で全国ツアー公演を行う。今回のツアーでは、結成当時から演奏する定番の演目に「原点回帰」しつつ、今のメンバーでどう新しい音を響かせるかに焦点を当てた。メンバーは「太鼓はシンプルだからこそ、人の心に届きやすい。気持ちがたぎる経験をしてもらえれば」と話している。

 鼓童は1981年、結成された。新潟県佐渡市に拠点を置き、これまでに多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした「ワン・アース・ツアー」など、50の国と地域で6千回以上、公演を行ってきた。新たな挑戦として、2000年代前半からは歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんに演出を依頼し、若手を中心に表現の幅を広げてきた。

 今年5月にスタートした全国ツアー「ワン・アース・ツアー2019『道』」では、「鼓童のDNAを次世代へつなぐこと」を目指している。結成時から大切にしてきた「古典」を、伸び盛りの若手に中堅、ベテランが融合して演奏し、観客にどう新しく感じてもらうかを主眼に置いている。

 17年にメンバー入りした若手の前田順康さん(23)は、これまでの稽古で「ベテランと新人が一緒に一つのプログラムをやることで、これまでの鼓童の『血』を共有できた。言葉にできないものを先輩から受け継いでいる」と感じている。片や代表も務めたベテランの見留知弘さん(48)も「鼓童が何を大事にしてきたのかが(若手に)伝えられた」と手応えを感じている。

 鼓童の公演は、マイクで音を拾わず、観客に生の音を届けるのが特徴だ。前田さんは「一打一打の音にこだわりを持ってやっている。日常生活からこだわれるかが大事」と言葉に力を込め、見留さんは「プロは技術だけでなく、心に届かないと駄目。聞いてくれた方が何か感じ取ってもらえたらうれしい」と多くの来場を呼び掛けている。

 公演は午後5時開場、午後5時半開演。チケットは6月3日から発売されている。S席5500円、A席4500円、B席3500円。問い合わせは同劇場電話予約センター電話046(823)9999。


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