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中興の祖をしのぶ 大山阿夫利神社で高校生が神楽舞

話題 神奈川新聞  2019年06月09日 05:00

地元の高校生が神楽舞を奉納した権田祭=伊勢原市大山の大山阿夫利神社社務局
地元の高校生が神楽舞を奉納した権田祭=伊勢原市大山の大山阿夫利神社社務局

 伊勢原市大山の大山阿夫利神社社務局で8日、「大山近代の祖」と呼ばれる初代宮司の権田直助(1809~87年)と歴代宮司を慰霊する「権田祭」が行われた。子孫や地元旅館組合など約40人が出席する中、権田の作と伝わる「神教歌」が地元高校生によって奉納された。

 神社によると、埼玉出身の権田は医者、国学者、神道家、歌人などさまざまな顔を持ち、神仏分離後の混乱期にあった1873(明治6)年に初代祠官(しかん)に迎えられ、大山信仰の発展に尽くした。慰霊祭は命日に当たる6月8日に毎年行われている。

 目黒仁宮司(66)が祭詞を奏上後、大山敬神婦人会が鞨鼓(かっこ)と呼ばれる打楽器を奏で、いずれも高校2年の遠藤愛実さん(16)、人形奈未さん(16)が神楽舞「神教歌舞」を奉納した。

 権田の子孫で同市大山の会社員、権田直文さん(65)は「慰霊祭に参加することで、大山がふるさとであることを感じる。直助さんが取り組んだことを再認識し、残したものが脈々とつながっていると感じる」と感慨深げに話した。

 目黒宮司は大山詣(まい)りの日本遺産認定と、2020年東京五輪聖火リレーで大山がルートに選ばれたことに触れ、「中興の祖、直助さんの遺徳を思い起こし、次代につなげていきたい」と話していた。


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