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経済最前線
スーツ離れ(中)多角化 新たな収益源を模索

経済 神奈川新聞  2019年05月31日 05:01

フィットネスクラブを併設するAOKIの「快活CLUB」=横浜市都筑区
フィットネスクラブを併設するAOKIの「快活CLUB」=横浜市都筑区

 平日夜、仕事終わりの会社員らでにぎわう複合カフェ「快活CLUB」。バリ島の高級ホテルをイメージした落ち着いた雰囲気で、オンラインゲームやカラオケなど多様なコンテンツが楽しめると人気だ。

 運営元は紳士服大手AOKIグループのヴァリック(横浜市都筑区)。1号店をオープンさせた2003年以降、順調に出店を続け、12年からは店舗数と売上高で業界トップを走る。今やグループの収益の柱の一つとなった。

 「AOKIが積み上げてきたノウハウがあるのはわれわれの強み」。ヴァリックの坂本宗聡副社長は、紳士服専門店として長年培ってきた接客教育や多店舗開発力が、事業拡大を下支えしていると明かす。

 スーツの売り上げが低迷し、大手各社が立て直しを図る中、AOKIは好調なエンターテインメント事業に投資を集中させる方針で、カラオケ店など不採算店舗からの業態転換を含め、本年度100店舗を新規出店する。

 「4、5年後の利益では、エンタメ事業がファッション事業を上回るだろう。ファッションだけに固執するわけにはいかない」

 AOKIホールディングスの田村春生副社長は、巻き返しへの覚悟をにじませた。

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 1998年から首都圏を中心に挙式披露宴施設を展開する「アニヴェルセル」も、AOKIが成長させてきた事業の一つだ。業界では比較的高価格帯だが、こだわりを持ちたい一定の顧客層から支持されてきた。

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