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時代の正体 安倍政治を考える
「自分の保身ばっかり」 保釈1年、籠池さんに聞く

時代の正体 神奈川新聞  2019年05月30日 11:00

かごいけ・やすのり 学校法人森友学園前理事長。1953年生まれ。家業倒産後に大阪に移り、83年奈良県庁退職。高松市出身。
かごいけ・やすのり 学校法人森友学園前理事長。1953年生まれ。家業倒産後に大阪に移り、83年奈良県庁退職。高松市出身。

 学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(66)の保釈から今月25日で1年が経過した。現在、国や大阪府、大阪市から補助金をだまし取ったなどとして詐欺と詐欺未遂の罪で公判中で、29日には大阪地裁に出廷した。保釈1年を契機に今月、東京と横浜で講演会とシンポジウムを開いた籠池前理事長が、神奈川新聞社のインタビューに応じた。穏やかな口調からあふれたのは、かつては“蜜月”関係だった安倍晋三首相への不信感だった。「民のことを考えず、自分の保身ばっかりだ」

 「世の中というのはそんなに大きく変わっていない」。2018年5月25日、保釈後の記者会見でこう述べたという。当時、表面上は世の中に変化はないように思えた。だがよく見れば、決してそうではないと感じ始めている。

 「水面下での『水かき運動』は激しい。現政権に対するいやらしさというか、『嫌だ』という感じが(人々の間で)すごく大きく噴出してきて、もう少しで活火山が爆発するころかな、と思っている」

 安倍政権への支持を支えるものは「錯覚」と断じる。「安倍さんに任せておいたらいいんじゃないのとか、うまいこと進んでいるとか。(安倍首相自身も)統計問題の不正でも、官僚を動かしてうまいこと資料を作ってごまかした」。だが、ごまかしもきかなくなってきているように思える。「民の直感力で、これはまずいんじゃないかと。官僚は国民のしもべだが、安倍政権の下僕ではない。心ある官僚はたくさんいる。政治家でもだれかが口火を切ってくれないか、という思いがあると思う」

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