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平和つなぐ 空襲74年
横浜(中)資料は市民の遺言 実態解明へ日々作業

社会 神奈川新聞  2019年05月30日 05:00

横浜大空襲で焼け野原となった横浜市中心部の空撮。現在の桜木町駅周辺から根岸方面を臨む=1945年6月撮影(米空軍図書館所蔵・横浜市史資料室提供)
横浜大空襲で焼け野原となった横浜市中心部の空撮。現在の桜木町駅周辺から根岸方面を臨む=1945年6月撮影(米空軍図書館所蔵・横浜市史資料室提供)

 横浜市史資料室(横浜市西区)の調査研究員、羽田博昭さん(61)がアーカイブ作業にいそしむ横浜大空襲や戦災関連の膨大な資料は、ある取り組みが礎になっている。市が1975年から77年にかけて発行した「横浜の空襲と戦災」(全6巻)の編集作業の過程で実施した調査、収集だ。

 71年に発足した市民団体「横浜の空襲を記録する会」が市から編集を委託され、教師や主婦、会社員らが参加した。証言や体験記、写真やスケッチ、図などに加えて焼夷(しょうい)弾の筒、空襲で焼けた時計、溶けたガラス瓶などの現物も含めて約7千点に上る。

 資料の取り扱いを一手に担う市史資料室には最新の研究成果を発表する場はあるものの、常設の展示スペースがない。関連行事を開催する市民団体など外部に貸し出しているのは、写真パネルなどごくわずかだ。残る現物資料の多くは収蔵庫に眠っている。

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