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セーリングの奥深さゲーム感覚で 藤沢市で特別授業

話題 神奈川新聞  2019年05月29日 15:00

セーリングすごろくを体験する児童たち=藤沢市の湘南白百合学園小学校
セーリングすごろくを体験する児童たち=藤沢市の湘南白百合学園小学校

 江の島(藤沢市)が開催地となる東京五輪セーリング競技の魅力をゲーム感覚で楽しみながら知ってもらおうと、同市は28日、湘南白百合学園小学校(同市片瀬海岸)で、独自に作成した「セーリングすごろく」を使った授業を実施した。児童たちはすごろくを通して、海のスポーツであると同時に頭脳競技の側面を持つセーリングの奥深さに触れていた。

 講師を務めたのは、セーリングすごろくを制作した同市東京オリンピック・パラリンピック開催準備室の海上(うなかみ)知哉さん。自身、大学時代にセーリング競技の経験を持ち、地元で行われる五輪競技を身近に捉えてもらおうと、昨夏からすごろく作りに着手した。

 5年菊組の児童34人を前に、冒頭、海上さんがクイズ形式でセーリングの基礎知識を伝授。コース上の風の強さや向きを把握しながら、さらに波の高さなどから進行コースを選択する「風を見る」競技の特徴を分かりやすく解説した。

 基礎知識を念頭に、児童たちは2人1組になりすごろくに挑戦。コインを投げ右、左と進む方向を決め、「だんだん風が強くなってきた」「右の方が風が良さそうだ」「風が弱い 1回休み」「風が強い もう1マス進む」などと、マス目に書かれた文言を通して、体験的に理解を深めていた。

 教室内は勝ち負けを巡り歓声があふれ、「実際の競技を見たくなった」との声も。荻窪友理さんは「矢印やマス目が内容によって色分けされていて、とても分かりやすく、セーリングをよく知ることができた」と感想を述べた。

 海上さんは昨年11月に手作りの試作品を同校で披露した。実際に遊んだ児童の意見を踏まえ、セーリングすごろくを完成させた。「すごろくで盛り上がっている児童たちの姿を見て、感無量になった」と海上さん。同市は約3万部作成し、市内の全小学校39校に配布、2020年の五輪開催へ向け、セーリング競技を広く発信し、地元の歓迎ムードを盛り上げていきたい考えだ。


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