1. ホーム
  2. 話題
  3. 枠を外して“ワクワク”しよう 障害者スポーツ普及へ絵本

枠を外して“ワクワク”しよう 障害者スポーツ普及へ絵本

話題 神奈川新聞  2019年05月27日 10:41

スポーツを通じた共生社会の実現に向け、川崎市が制作した絵本。相手のことを知り、枠をなくそうと呼び掛ける(川崎市提供)
スポーツを通じた共生社会の実現に向け、川崎市が制作した絵本。相手のことを知り、枠をなくそうと呼び掛ける(川崎市提供)

 障害者スポーツの普及を図ろうと、川崎市が子ども向けの絵本「ワクワクのつくりかた」を制作した。主人公の少年が、障害のある同世代の友人との交流を通じて固定観念を取り払い、新たな気付きに心を躍らせる物語だ。障害の有無などにとらわれることなく共にスポーツを楽しみ、共生社会の実現につなげる狙いがあり、既に全市立小学校に配布。授業などで活用してもらう。

 主人公は「そら」という男の子。停電時、目が見えない友だちの「ひろ君」に助けてもらったり、車いすに乗った「りく君」とボール遊びをする際、投げるのではなく転がすと楽しいことを発見したりするストーリーになっている。

 人間にはそれぞれできることとできないことがあるが、一緒に工夫して取り組めば楽しめることがあるとそら君は気付く。とらわれていた「枠(ワク)」を外し、「ワクワク」を増やす機会を生み出すそら君のような存在を、絵本では「オープンエアメーカー」と名付け、「ワクワク」を作るための三つのヒントも掲載。考え方次第で誰もが共にスポーツに熱中できる環境をつくり出せることを、子どもたちに分かりやすく伝えている。

 市によると、絵本は、2018年2月にスポーツ庁が公募した「障害者スポーツ推進プロジェクト」の一環として制作された。実行委員会に加わったNPO法人高津総合型スポーツクラブ「SELF」(高津区)を中心に、市障害者スポーツ協会、同指導者協会、市スポーツ協会のメンバーらが携わった。

 小学3~4年生に授業などで活用してもらうことを想定。市内の小学校3年生にプロジェクターで原案を見せた上で、目隠しをした児童とのボール遊びやフラフープなどを体験してもらい、その時の児童の反応も作品に反映させたという。

 市は本年度中に順次、市内の公立中高、特別支援学校にも配布する予定。市市民スポーツ室の担当者は「市のホームページでも絵本のデータを掲載しているので、ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 160人のわいせつ画像撮影、提供か 動画販売業の男逮捕

  2. 複数の女子高生と同時に性行為 男を逮捕

  3. 【写真特集】台風19号 神奈川各地の状況

  4. 東海道線で人身事故、1人死亡 大磯駅

  5. 【台風19号】山北の給水車問題 黒岩知事が陳謝

  6. 【台風19号】日産スタジアムの遊水地 過去3位貯水量に

  7. 「ばれなければ大丈夫…」 男子高校生買春で小学校長逮捕

  8. 性行為を生中継 出演者募った男を逮捕

  9. ベイ、ドラフト1位に桐蔭・森敬斗 2位は立命大・坂本

  10. 【台風19号】箱根の鉄道、道路寸断続く 秋の観光に打撃