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通学路で防犯灯の実証実験 農業と防犯、両立へ

社会 神奈川新聞  2019年05月25日 10:32

 横浜市青葉区内の市道で、稲への光害を軽減した防犯灯設置の実証実験が始まった。夜間の安全確保と農業への影響軽減の両立を図るもので、市地域防犯支援課は「周囲の環境を考慮して防犯灯設置が難しかった地域に、光をともせるようになれば」と期待を寄せている。


植物への光害を軽減する防犯灯の設置前=横浜市青葉区
植物への光害を軽減する防犯灯の設置前=横浜市青葉区

植物への光害を軽減する防犯灯の設置後=横浜市青葉区
植物への光害を軽減する防犯灯の設置後=横浜市青葉区

 同区恩田町の市道の135メートルにわたって、沿道の電柱に4台を取り付けた。この市道は市立田奈小学校、あかね台中学校の児童生徒が通学で利用し、かねて防犯灯の要望があった。しかし、耕作地域であることから光害が懸念され、設置に至らなかった経緯がある。

 防犯灯メーカーのかがつう(東京都中央区)が、市と民間事業者との連携窓口である「共創フロント」を通じて提案した。同社によると、この防犯灯は山口大学発のベンチャー企業であるアグリライト研究所での研究開発成果を生かした。照明光の波長を調整するとともに、1秒間に数千回という高速で点滅させることで植物に感じにくい光とし、負担の軽減を図る。すでに埼玉、茨城など5県で導入実績がある。

 実験は当面1年をめどに行う。


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