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いせはら芸術花火大会、25日に 今後の開催は…

話題 神奈川新聞  2019年05月24日 05:00

華麗な大輪が夜空を彩った昨年の「いせはら芸術花火大会」(実行委提供)
華麗な大輪が夜空を彩った昨年の「いせはら芸術花火大会」(実行委提供)

 伊勢原市の夜空を彩る恒例の「いせはら芸術花火大会」が25日、同市西富岡の市総合運動公園自由広場で開かれる。8回目のことしは約2千発の大輪を咲かせる。市民有志でつくる実行委員会主催の大会は地域に親しまれている一方で、協賛金集めなど運営面で苦戦が続き、今後の開催が危ぶまれている。実行委は「花火は市民の熱意の結晶。今後も続けていきたい」と話している。

 「伊勢原の子どもたちに花火を見せたい」大会は花火愛好家のそんな声がきっかけだった。賛同する仲間たちが実行委を結成し、2009年4月に初めて開催された。運営費の工面や東日本大震災などが影響し、10、11、16年は催せなかったが、昨年は約2万人が訪れるなど恒例イベントとして認知されている。

 打ち上げを担っているのは、高い独創性と芸術性で知られ、内閣総理大臣賞の受賞歴もある磯谷煙火店(愛知県岡崎市)。今回は、独特な彩りの「ユーモラス スターマイン」、愛する人への思いなどを託す「メッセージ花火」、音楽に合わせた幻想的な演出でとりを飾る「メロディー花火」などを用意している。

 多くの来場が予想されるが、課題も山積しているという。


花火大会のポスターを手に、来場を呼び掛ける柏木実行委員長=伊勢原市小稲葉
花火大会のポスターを手に、来場を呼び掛ける柏木実行委員長=伊勢原市小稲葉

 大会運営は、行政や警察の協力を得ながらも、基本的には伊勢原市民が企画から会場周辺の設営、警備までほぼ全てを担う。必要経費は毎年約2千万円。市民の寄付金や地元企業の協賛金で賄っているが、協賛金集めをはじめ、後継となる実行委員の若手育成に苦労している。

 加えて、新たな難題も浮上。実行委員長の柏木貞俊さん(55)によると、市総合運動公園では大型遊具を集めた広場が19年度中にオープンする計画があり、また会場近くで新東名高速道路も20年度に全線が開通予定で、それらへの安全対策が必要という。

 次回の開催について、柏木さんは「民間の手だけでは限界が来ており、今回が最後かもしれない」と、胸の内を吐露。それでも「大きなイベントは多くの市民の力が必要。伊勢原で全国トップレベルの花火を見られることを伝えたい」と話し、ことしの大会が新たな協力を得られる機会になることを願っている。

 当日は午後1時から模擬店が並び、同4時15分から地元の創作和太鼓グループやジャズのビッグバンドの演奏が披露される。花火は同7時10分ごろから。一般者観覧エリアは無料で、1人3千円で協賛席に座れる。当日も協賛金を受け付ける。

 荒天、強風などの場合は26日に順延する。会場への交通機関などの問い合わせは、実行委電話070(1184)0872、当日午前10時以降は電話0463(79)5649。


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