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観光業者「早く終息を」 大涌谷3年ぶり全面規制

社会 神奈川新聞  2019年05月20日 05:00

箱根山の噴火警戒レベルが2となり、大涌谷の手前で通行止めとなった県道三差路=19日午前8時45分ごろ、箱根町
箱根山の噴火警戒レベルが2となり、大涌谷の手前で通行止めとなった県道三差路=19日午前8時45分ごろ、箱根町

 箱根山(箱根町)の火山活動が活発化し、「黒たまご」で知られる観光スポット、大涌谷園地への立ち入りが19日、約3年ぶりに全面禁止となった。予定の変更を余儀なくされた観光客は多いが、地元事業者は4年前の経験も踏まえ、冷静に受け止める。住民も含めた安全対策を担う町や県は「人的被害ゼロ」の継続に向けた方針を確認した。

 「子どもがロープウエーに乗りたがっていたし、私も黒たまごが楽しみだっただけに残念」。全線運休となった箱根ロープウェイの早雲山駅。埼玉県から家族旅行中の女性会社員(35)は大涌谷へ向かう予定を変更し、「活動している火山なので仕方がない」とケーブルカーで別の場所を目指した。

 「今は冷静に見守るしかない」と受け止めるのは、箱根強羅観光協会の田村洋一専務理事(53)。2015年の火山活動で噴火警戒レベルが3(入山規制)まで引き上げられた際、地元の関係団体と連携して独自の避難対策を取りまとめた。今回も観光客からの問い合わせが相次いでいるが、「情報をしっかり収集し、箱根観光を楽しんでと伝えている」という。

 15年の活動では規制の及ばない大涌谷以外のエリアにも「風評」の影響が広がっただけに、強羅の土産物販売店の男性店主は「これからじわじわと影響が出ないか心配。一日も早く終息してほしい」と不安な心境を打ち明けた。

 黒岩祐治知事はコメントを発表し、「(規制の)対象地域は広い箱根のごくごく一部の限られたエリア。県や箱根町が発表する情報をご覧いただいた上で冷静に対応を」と呼び掛けた。

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