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米軍機、倉庫に墜落、ロス、5人負傷 「厚木なら大惨事」

社会 神奈川新聞  2019年05月18日 10:31

16日、米カリフォルニア州でF16戦闘機が墜落した倉庫の屋根(KABCテレビ提供・AP=共同)
16日、米カリフォルニア州でF16戦闘機が墜落した倉庫の屋根(KABCテレビ提供・AP=共同)

 米メディアによると、西部ロサンゼルス近郊にある空軍基地近くで16日、訓練飛行を終えて基地に戻ろうとしたF16戦闘機が操縦不能となり操縦士が脱出、機体は近くの大型倉庫に墜落した。5人が負傷した。

 米軍が詳しい事故原因を調べているが、油圧系統のトラブルとみられている。操縦士はパラシュートで脱出し、基地内に着地した。

 現場はロサンゼルスから東に約100キロの、空軍予備役部隊の基地近く。地元テレビは、戦闘機が墜落し、大きな穴が開いた倉庫の天井の映像を伝えた。

遺族「米軍反省せず」
「厚木なら大惨事」基地周辺住民

 後を絶たない米軍機の事故に、県内関係者や識者は「対岸の火事ではない」と危機感を募らせる。

 厚木基地(大和、綾瀬市)の周辺住民らでつくる第5次厚木基地爆音訴訟原告団の大波修二団長は「今回のような事故が、人口密集地の厚木基地周辺で起きれば大惨事になる」と危惧する。

 日本国内でも自衛隊機を含め航空機の事故が相次ぎ、部品落下も頻発する。「原因が明らかにされない中、飛行再開が繰り返されていることは問題だ」と、再発防止に向け原因究明の徹底を訴えた。

 「米軍は何ら反省していない」。1977年に横浜市青葉区(当時緑区)の住宅地に米軍機が墜落した事故で、妹の和枝さん=享年(31)=とおい2人を亡くした土志田隆さん(70)は墜落事故の報道に触れるたび、怒りがこみ上げる。

 今回の事故で、負傷した5人の中に民間人が含まれていないことは「不幸中の幸いだった」。妹ら3人が犠牲となった事故では、パイロットが脱出後、米軍機は住宅地に突っ込み、今回も脱出した。「安全第一が飛行の大前提。墜落するのなら、せめて安全な場所に落ちるようパイロットは最後まで責任を持つべきだ」と話した。

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