1. ホーム
  2. 経済
  3. 【日産減益】遠のくトヨタの背中 成長戦略、後手に

【日産減益】遠のくトヨタの背中 成長戦略、後手に

経済 共同通信  2019年05月14日 22:07

 日産自動車が14日発表した2019年3月期連結決算は、純利益が前期比57・3%減と大きく落ち込み、20年3月期も減収減益予想を余儀なくされた。フランス大手ルノーとの経営統合問題という陣営内部の緊張関係に気を取られ、業績低迷を打破するための成長戦略は後手に回っている。矢継ぎ早に手を打つ業界の盟主、トヨタ自動車の背中は遠のくばかりだ。


日産、ルノーの統合問題を巡る構図
日産、ルノーの統合問題を巡る構図

足並みに乱れ

 前会長カルロス・ゴーン被告の事件後初めてまとめた通期決算は厳しい結果となった。記者会見に臨んだ西川広人社長は「ルノーとの関係で事業面に集中できなかった部分がある」と反省の弁を述べた上で「2年、長くても3年あれば元の日産に戻す。時間を頂きたい」と社長続投への意欲を強調した。

 昨年11月にゴーン被告の事件が発覚して以降、企業連合を組むルノーとはぎくしゃくした関係が続く。ルノーが筆頭株主であるフランス政府の意をくんで日産への経営関与を強める姿勢を示す一方、日産側からもルノーに株式の約4割を握られている資本関係の見直しを求める声が上がるなど、互いが疑心暗鬼に陥った。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする