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大佛次郎と大和和紀の異色コラボ 開港期横浜のテーマ展

カルチャー 神奈川新聞  2019年05月10日 19:28

©大和和紀×講談社
©大和和紀×講談社

 開港期の横浜に迫るテーマ展「大和和紀(やまとわき)『ヨコハマ物語』×大佛次郎の横濱」が、大佛次郎記念館(横浜市中区)で開催中だ。大和も4月に会場を訪れ、「作品舞台の横浜で原画を見てもらえるのは特別な機会」などと話した。

 「ヨコハマ物語」は、異国情緒あふれる街並みや文化、横浜商人の気概や港との関わりなど、明治時代の横浜の風物を背景に、貿易商の一人娘とその使用人という二人の少女の恋と成長を描いた人気漫画。

 今回は、横浜を代表する作家大佛次郎(1897~1973年)の小説とジャンルを超えてクロスオーバーし、漫画原画などを展示する。同館が現役の漫画家を取り上げるのは初めて。

 制作に当たり、馬車道や倉庫群など、横浜の歴史を感じられる場所を歩いて取材したという大和。自身は札幌市出身だが、同じく幕末明治以降に発展した横浜の地に「新しいものを取り入れようという意欲が他の都市とは違う。住む人の意識も違う気がする」と共通点を感じたという。

 「ヨコハマ-」は81~83年に連載した作品だが、新しい時代に自分の夢を自分の力で追い求める女性たちの物語は、改元で新時代を迎える現代にも通じる。

 「作品では明治の女性をパワフルに描いたが、現代の女性も閉じこもって悩んだりせず、自分を出して元気にやってほしいですね」とエールを送った。

 9月8日まで。月曜(祝休日の場合は翌日の平日)休館。5月21日と7月9日は展示替えのため休館。観覧券は高校生以上200円(特製クリアファイル付きは500円)、中学生以下と市内在住の65歳以上は無料。6月2日は開港160周年記念で観覧券購入者の先着160人にポストカード配布。問い合わせは同館電話045(622)5002。


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