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【茅ケ崎4人死傷】被告に禁錮3年、執行猶予5年 地裁

社会 神奈川新聞  2019年05月10日 16:34

事故現場からレッカー移動される乗用車。ボンネットは開き、左側前後が大きく破損している=2018年5月28日午後3時半ごろ、茅ケ崎市元町
事故現場からレッカー移動される乗用車。ボンネットは開き、左側前後が大きく破損している=2018年5月28日午後3時半ごろ、茅ケ崎市元町

 茅ケ崎市の国道1号交差点で2018年5月、乗用車にはねられて4人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた無職の女(91)=同市=の判決公判が10日、横浜地裁であった。本間敏広裁判官は「1名に取り返しのつかない結果を生じさせ、3名を負傷させた刑事責任は重い」として、禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮3年10月)を言い渡した。


【茅ケ崎4人死傷】事故を起こした車や、現場の写真


 本間裁判官は判決理由で、被告が赤信号を看過したまま、漫然と時速24キロまで加速しながら交差点内に進入したと認定。「基本的かつ重要な注意義務に違反した」と指弾した。

 一方で、反省を深めている点や、今後運転しないと誓っていること、被害者への賠償が見込まれていることなどを総合考慮し、「今回に限り、自発的な改善更生の機会を与えるのが相当」とした。

 親族とみられる男女に付き添われながら車いすで入廷した被告は、時折相づちを打ちながら、判決文を読み上げる裁判官の声に耳を傾けた。傍聴席で判決の行方を見守った遺族と目を合わせることはなかった。

 判決によると、被告は18年5月28日午前10時55分ごろ、同市元町の国道1号で乗用車を運転。交差点の横断歩道を渡っていた女性=当時(57)=をはねて脳挫傷などで死亡させ、男女3人にも全身打撲などの軽傷を負わせた。

 県警によると、被告は18年3月に免許を更新。認知機能検査も受け、特に問題はなかったという。

免許取り消し、過去最多 相次ぐ事故、対策不可欠

 道交法の規定に基づき、運転免許の取消処分を受ける高齢者が県内で増えつつある。相次ぐ事故を受け、2017年3月の法改正で認知機能検査を課す対象を広げたためだ。

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