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挑む中小企業 FRPカジ(山北町)
FRP処理で環境貢献 製造から廃棄までカバー

経済 神奈川新聞  2019年05月10日 11:11

技術力を生かして新規事業に取り組むFRPカジの梶山礼子社長(右)と佐藤政志さん=山北町
技術力を生かして新規事業に取り組むFRPカジの梶山礼子社長(右)と佐藤政志さん=山北町

 軽量かつ強度の高い繊維強化プラスチック(FRP)製品の製造などを手掛ける「FRPカジ」(山北町)は4月から、新たにFRPの廃棄物処理事業に乗り出した。FRPに関連した事業において製造から廃棄処分までをカバーする体制を整え、業界と地域の発展、環境問題にも貢献していく考えだ。

 同社が手掛けるのは、ガラス繊維を使ったガラス繊維強化プラスチック(GFRP)。航空機や乗用車の構造材などに用いられているカーボン繊維の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と比べて強度は低いものの価格が安く、幅広い分野の製品で利用されている。

 ユニットバスや公園の遊具、医療機器のカバーといった一般成型品と、化学プラントの薬品タンクといった耐蝕(しょく)性機器を、業界では珍しく、どちらも自社工場で製造可能。さらに両方の技術を融合し、ディーゼル燃料に関連した特殊なタンクなど付加価値の高い製品も手掛ける。

 「金属や木材を仕入れて作るのではなく、FRPは何もないところから自分の好きな形が作れることが面白い」と、梶山礼子社長。吐水機構を取り付けるタンク底部の表面を手作業でガラス並みの平面に仕上げる技術や、凹凸に成形したFRP内部に空気層ができない「新工法」も独自開発した。

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