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川崎から世界王者へ ボクシング黒田選手、13日決戦

スポーツ 神奈川新聞  2019年05月09日 21:19

川崎から初の世界王者へと意気込む黒田選手(左)と新田会長=川崎市多摩区の川崎新田ジム
川崎から初の世界王者へと意気込む黒田選手(左)と新田会長=川崎市多摩区の川崎新田ジム

 国際ボクシング連盟(IBF)フライ級4位で川崎新田ジム所属の黒田雅之選手(32)が13日、東京・後楽園ホールで、同級王者モルティ・ムザラネ選手(南アフリカ)に挑む。6年ぶりにつかんだ世界への挑戦権は、川崎市内から初の世界王者への期待も掛かる一戦。地元の熱い声援を背に、頂への道を突き進む。

 167センチ、50キロ。精悍(せいかん)な顔つきには重ねてきた鍛錬がにじむ。2013年2月に挑んだ初の世界戦は、判定で涙をのんだ。

 「前回は一度崩れると立て直せなかった」と黒田選手。それから6年。トレーニングの傍ら、コンビニエンスストアでのアルバイトも続けてきた。技術に加え精神面も磨き、「今は想定外の事態でも平常心を保てる」と自信をのぞかせる。

 「川崎から世界へ」を掲げ、選手を育ててきた同ジムの悲願達成まで目前だ。川崎市内のジム所属で世界王座を奪取した選手はまだいない。「ジムからはもちろん、川崎のジムからも初めてのこと。なんとしても勝ちたい」と新田渉世会長(51)。地域に根差したボクサーのひのき舞台に、地元の応援熱も高まっている。

 「かわさき産業親善大使」や「川崎西税務署広報大使」などを務め、多摩区の日本民家園でのイベントにも顔を出す32歳。飾らぬ人柄は愛され、地元の商店街を歩けば「必ずベルトを取ってきてほしい」と声援が寄せられる。福田紀彦市長も「私もその一人だが、当日は川崎から多くのサポーターが駆けつける。ぜひ勝利し、『川崎から世界へ』を実現していただきたい」とエールを送る。

 黒田選手は「自分以上に周囲が盛り上げてくれている。しっかり勝って、これからチャンピオンとしてリングに上がっていきたい」と意気込んでいる。


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