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“バラ”の香りで梅雨も快適? 傘のアロマカバーを新開発

話題 神奈川新聞  2019年05月08日 11:31

異業種の3事業者が開発した「アンブレラアロマカバー」 =平塚市役所
異業種の3事業者が開発した「アンブレラアロマカバー」 =平塚市役所

 梅雨の季節へバラの香りが漂う傘カバーはいかが? 平塚市内の異業種の商店と町工場、農家がタッグを組み、平塚産のバラの香りがする「アンブレラアロマカバー」を開発、7日から販売を開始した。湘南の海をイメージしたデザインと香り。関係者は「雨の日でも快適な気分で過ごしてほしい」と新製品を売り込んでいる。

 新商品の傘カバーは香料が閉じ込められた10ミクロンほどのマイクロカプセルがすり込まれ、手でさするとカプセル表面の樹脂が破れて匂い立つ仕組み。香りは3カ月から半年間続くという。

 カバーを折りたためば長傘でも折りたたみ傘でも使用できる。チェック柄やストライプ柄など16種類計100個を作製した。

 開発に携わったのは傘専門店「こばり」(同市明石町)と、マイクロカプセル製造を専業にする「日本カプセルプロダクツ」(同市大神)、食用バラを栽培する「横田園芸」(同市城所)の3事業者。

 傘の盗難や捨てられることが多いことから「傘を大切にしてほしい。香りのある傘カバーなら大事に使ってもらえるし、店の中などでも傘を持って入れる」というこばりの片山浩江店長(56)のアイデアがきっかけとなった。市が仲介や支援する「産業間連携ネットワーク」を通じ3者が昨年7月にプロジェクトを立ち上げた。

 県内でもトップクラスのバラの生産量を誇り「バラのまち」とも標榜(ひょうぼう)する平塚市。横田園芸の横田敬一代表(53)が香りの監修を行い、4種類の食用バラを組み合わせた「平塚ローズ」のアロマを完成させた。このアロマを日本カプセルプロダクツの平塚工場でマイクロカプセルに詰め込み、カバー生地に塗料とともにプリントさせた。

 「ゴージャス感を出さずに平塚らしいさっぱりとした香りがつくれた」と横田代表。異業種同士の連携に平塚工場の舘岡祐幸工場長は「こだわりのある商店との連携は企業として刺激にもなる。平塚全体で『平塚ローズ』のブランド化を進めていきたい」と期待を寄せた。

 片山店長は「父の日や母の日のプレゼントにもどうぞ」と話している。傘カバーは「こばり」の店頭で販売。問い合わせは同店電話0463(21)3489。


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