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三浦按針の妻・雪にスポット 横須賀で地域活性化に一役

話題 神奈川新聞  2019年05月03日 12:49

按針をモチーフにした手拭いなどを手に活動をPRする「おゆきの会」のメンバー
按針をモチーフにした手拭いなどを手に活動をPRする「おゆきの会」のメンバー

 徳川家康の外交顧問を務めた英国人ウィリアム・アダムズ(日本名・三浦按針)が治めた横須賀市・逸見地区を元気づけるため、地元の女性たちが按針の妻・雪にスポットを当てる活動を始めた。江戸時代に外国人と結婚し、支えた女性を見習い、「私たち一人一人が勇気や覚悟を持った女性の精神を持ち、女性目線でワクワクする活動がしたい」と意気込んでいる。

 メンバーの5人は、同地区の魅力をPRする町おこしイベント「按針フェスタ」に長く携わり、2月に有志団体「おゆき(按針の妻)GO(行く)!の会」を立ち上げた。

 名前と「行(ゆ)き」をかけ、前に進んでいく姿勢を団体名でアピール。按針の菩提(ぼだい)寺・浄土寺(同市西逸見町)の許可を受けた上で、寺近くの空き地を活動拠点に選び、「おゆきの広場」と命名した。

 多くの人に按針や雪の存在を知ってもらうため、領地で作られたとされるパンやぶどう酒などの絵をちりばめたオリジナルの手拭いや、夫妻を描いた切手を制作。3月23日に開かれた地域の桜祭りで販売した。

 按針が日本人の妻と暮らしていたことは確かだが、雪に関する資料はほとんど残されていない。会長に就いた小林眞由美さん(61)は「人物像は分からないが、江戸時代に外国人と結婚し、支えたおゆきは、一歩踏み出す勇気や覚悟を持った人だったのではないか」とみる。

 大型連休中の5月4日には、おゆきの広場で、ゲームや喫茶を楽しめるイベントも計画中だ。小林さんは「いつか按針の供養塔が建つ県立塚山公園を案内するツアーができれば」とも夢見る。今後について、小林さんは「大きな活動だけでなく、地域の女性同士のフットワークの軽い運動で地域を盛り上げていきたい」と話している。


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