
横浜の地場産品「横浜スカーフ」をPRするイベントが28日、横浜市中区の象の鼻テラスで開かれた。「横浜スカーフ親善大使」によるアレンジショーやワークショップなどが行われ、参加者の目を楽しませた。
イベント「ZOU-SUN-MARCHE横浜スカーフ」は、5月4日まで区内で開かれる横浜ファッションウィークの一環で、実行委員会(松村俊幸委員長)の主催。
横浜では戦後、スカーフ産業が生まれ、多くが輸出された。会場では生地や糸、染め、絹の専門商社などの関係者が製造工程を解説。「横浜のスカーフ生産は分業で行っていることが特徴」「最も大変なのは、真四角に作ること」などと話し、参加者はうなずきながら聞き入っていた。
また、親善大使をモデルに結び方講座も開催。リボンやバラの形に結ぶ講師の説明を聞きながら、持参したスカーフで実践する人の姿もあった。親善大使の1人、勅使河原美沙さん(30)は「横浜スカーフは夏は涼しく、冬は暖かく使える。おしゃれの面と機能性の両方で使えることを伝えたい」と笑顔で話していた。