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「サイバスロン」電動車いす 5月5日、日本初開催 川崎

話題 神奈川新聞  2019年04月28日 12:50

2016年のスイス大会の様子(川崎市提供)((C) ETH Zurich/Alessandro Della Bella)
2016年のスイス大会の様子(川崎市提供)((C) ETH Zurich/Alessandro Della Bella)

 先端技術を用いて開発された補助器具を障害者が装着し、さまざまな競技に挑む国際大会「サイバスロン」の電動車いす部門が5月5日、川崎市川崎区のカルッツかわさきで開かれる。サイバスロンが日本で開催されるのは初めて。電動車いすシリーズ日本2019実行委員会(委員長・山田長満川崎商工会議所会頭)の主催で、国内5チーム、海外4チームが技術力を競う。

 サイバスロンはサイバーとアスロン(競技)を組み合わせた造語。スイス連邦工科大学発のプロジェクトで、2016年にスイスで初の国際大会が開かれた。電動義手や電動義足、電動車いす、電動外骨格など6部門があり、20年に第2回大会が同国で予定されている。

 第2回大会を盛り上げるため、前哨戦として19年に部門別の大会がドイツ、オーストリアなどで行われる。そのうちの一つが川崎で開かれる電動車いすシリーズだ。

 市の担当者によると、首都圏で大会会場を探していたスイス側から打診があった。市は、20年の東京五輪パラリンピックに向けて、共生社会づくりに取り組む「かわさきパラムーブメント」を進めており、共催を決めた。


2016年のスイス大会の様子(川崎市提供)((C) ETH Zurich/Alessandro Della Bella)
2016年のスイス大会の様子(川崎市提供)((C) ETH Zurich/Alessandro Della Bella)

 競技のキーワードは「日常生活」。川崎大会では▽置かれたいすを避けて走るスラローム▽ロボットアームを使ったドアの開閉▽砂や芝生などで滑りやすくした斜面や階段の昇降-などを実施。各チームが障害者とともに開発した電動車いすで挑み、技術力をアピールする。スピードよりも正確さや安全性が重視されるという。

 出場するのは国内から千葉工業大、慶応大理工学部、大阪電気通信大、和歌山大、東大とトヨタの合同チームの5チーム。海外からは香港やロシア、スイスのベンチャー企業など4チームが参加を予定している。

 市オリンピック・パラリンピック推進室の担当者は「川崎はものづくりの街でもある。最先端の技術で障害者を支援する競技大会の開催を契機にパラムーブメントの機運をさらに高めていきたい」と話す。

 大会は入場無料。「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」のホームページから事前登録が必要。問い合わせは、同室電話044(200)0160。


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