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SHELLYさん(下)捨てよう「モテ」「我慢」の価値観

社会 神奈川新聞  2019年04月26日 19:56

業界の良い方向への変化も感じているSHELLYさん=東京都内
業界の良い方向への変化も感じているSHELLYさん=東京都内

 -根岸の米軍住宅で育ち、日本と米国、両方のコミュニティーを見てきたと思いますが、両国の女性の生き方の違いなど思うことはありますか。
 
 「(小学校)4年生まで根岸の米軍住宅地に住んでいました。完全にアメリカンスクールでしたね。4年生の夏休みから地元の公立小学校に転校したんですが、びっくりしたことがたくさんありました」

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 -例えばどんなこと。
 
 「アメリカンスクールでは勉強が得意で、クラスの中ではいつも1位でした。他のクラスでも女の子が1位が多くて、その中でリーダーが選ばれるので女の子たちもぐいぐい発言するし、授業中もみんな手を挙げます」
 
 「だけど、日本の学校に入った時に『これ分かる人?』と先生が言ったので、はいっと、勢いよく手を挙げると、誰も手を挙げていなくて。しーんとして、びっくりしたんです。先生もびっくりして『おっおっ、じゃあSHELLY分かる?』って。でも、私の答えが間違っていたんです。すると、周りからクスクス笑いが起こって。『えっ、何これ 恥ずかしい』みたいな。二度と発言できないみたいな気持ちになりました」
 
 「アメリカンスクールはとにかくみんな先生に指されたい、発言したい、質問したいので絶対手を挙げます。もちろん間違っていても笑いは起きないし、ポジティブな空気が流れます」
 
 「日本の学校ではとにかく、みんな目立たないようにする。手を挙げると『すごいねー』『やる気あるねー』『えらーい』と斜めの雰囲気で見ていて…。女の子も目立たないようにしていて『勉強できてすごいね』って声を掛けると、『全然全然全然、本当にやめて』とか(返されて)、『えっ 嫌なんだ…』と思いました」
 
 「アメリカンスクールでは1位を取ったら『1位、イェイ』みたいな感じだったのに、女の子が称賛される理由が『痩せてるね』『トレンドに敏感だね』とか。頑張って褒められるから『次も頑張ろう』と思うのに、1位になっても『すごいねー』と斜めから言われたら『あっ、ごめん』ってなりますよね」
 
 -米国で沸き起こった「#MeToo」(「私も」の意)運動はどう見ていましたか。
 
 「アメリカでは今、新聞のスポーツ面の男女比がおかしいと話題になっていて、女子スポーツをもっと意識的に取り上げようという声が起こっています。『顔がきれい』『モデルのよう』とかじゃなくて、どれだけすごい選手なのかを取り上げていこうと」
 
 「日本もスポーツ選手に限らず、『美人すぎる女医』とかありますよね。そうじゃなくて、ただただ命を救ってきた医師が女性だったと。子どもがお医者さんの絵を描いても描くのは男性医師の姿。科学者、医師、アスリートなど、女性の姿をメディアでもっと取り上げるべきだと思います。『かっこいい』と思える姿を伝えていかないと、子どもたちは憧れることすらできません」

 -教育の話が出ましたが、女の子を2人育てていますね。どんな教育を心掛けていますか。

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