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統一地方選2019
男性中心議会に風穴を 南足柄市議選で女性候補が奮闘

選挙 神奈川新聞  2019年04月24日 05:00

告示日にそろって演説し笑顔で支持を呼び掛けた(右から)綱島氏、岸本氏、角野氏 =14日午後、大雄山駅前
告示日にそろって演説し笑顔で支持を呼び掛けた(右から)綱島氏、岸本氏、角野氏 =14日午後、大雄山駅前

 21日に投開票された南足柄市議選では、30代と40代の子育て世代の女性3人が出馬していた。定数16の同市議会で現職の女性議員が1人だったこともあり、男性中心の議会に風穴を開けようと一念発起。結果は2人が当選、1人が落選と明暗を分けたが、「身近な議会」「住みよい市に」との目標は変わらない。

 3人はいずれも無所属新人で、元高校教諭の綱島麻実氏(43)と学習塾講師の岸本敦子氏(37)、元信用金庫職員の角野圭子氏(43)。綱島氏と岸本氏は初当選を果たしたが、角野氏は涙をのんだ。

 3人は1月にそろって出馬を表明。政治への関心を高めてもらおうと親子で参加できるイベントなどを開催した。支持者からは「3人娘」とも呼ばれ、告示日の14日には大雄山駅前で初の合同演説。聴衆は子連れが目立ち、子どもたちが寝転ぶなど、和やかな雰囲気に。隣接する町の女性町議は応援演説で「3人は女性や年代など属性は似ているが、それぞれ自分の言葉を持っている」と評価した。

 子ども2人の母親である綱島氏は「自分の親と同世代の男性ばかりの議会で、私たち市民の声がどう届いているのか疑問だった」と出馬の動機を語る。当選を決めると「頑張るのは議員だけではなく市民も同じ。いかに政治参加していくか。身近に感じる仕掛けをつくり、一緒に課題解決を進めるとともに、多様な声を尊重していきたい」と気を引き締めた。

 唯一の30代の岸本氏は選挙戦で「若い人、女性の力が必要」という声にも触れてきた。議会の基本を勉強しつつ「新しい風を吹き込みたい」と意気込む。

 一方、落選した角野氏は「初の選挙で戸惑った。地元出身者ではないことも響いたかもしれない」と振り返った。当選した2人を市民の立場から支えたいとし、「自分を支援してくれる方が1人でもいる限り、もう1回チャレンジしたい」と前を向いた。

 同市議選では、他に現職と新人の女性各1人が当選し、女性議員は計4人になった。


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